2000.5.15.発行 vol.1  [創刊 号]

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■■  [本]のメルマガ                                 1999.5.15.発行  
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■■       mailmagazine of books                          [創刊号]  
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■CONTENTS-----------------------------------------------------------
★トピックス
★「現代思想の最前線」/五月(ごがつ)
★「中国古典で浅学菲才が直る?」/掩耳(えんじ)
★「今日(こんにち)の芸術」/忘れっぽい天使
★「脱・書店員日記」/aguni(あぐに)
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■トピックス
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「光琳社が、その歴史に幕を閉じる」
「空の名前」で有名な光琳社がGW空け、その歴史に幕を閉じました。昨年
のトレヴィル、リブロポートに続き、美術書業界は冬の時代が続きます。各
書店では商品の大返品が始まっていて、美術書の棚が半分商品がない、とい
うこともざらのようです。もし買い逃し等ありましたら、大至急書店に行く
ことをお薦めします。
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■ 現代思想の最前線/五月(ごがつ)
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「ジジェクの新著はアカデミズムへの全面戦争か?!」

スロヴェニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクの最新刊が本年三月に刊行され
た。『やっかいな主体――政治的存在論の不在の中心』がそれだ。英米の先
鋭的出版社ヴァーソで彼自身が選書しているシリーズ「それ(エス)のあっ
たところに」に収められている。このシリーズにはジジェク本人の著書『快
楽の転移』『仮想化しきれない残余』(邦訳はいずれも青土社)、『幻想の
蔓延』(未邦訳)のほか、ミラン・ボジョヴィッチ編/解説によるベンサム
『パノプティコン論集』などがエントリーされており、近刊にはアラン・バ
ディウの『倫理学』なる書名も見える。ジジェクの新刊は今やヴァーソが一
手に押さえている、といった観がある。ちなみに最新刊は編集担当者ジリア
ン・ボーモントに奉げられており、彼女とのやりとりを冗談交じりに書いた
序文のくだりは笑える。
今年五〇歳になるジジェクの健筆ぶりはこの『やっかいな主体』でも遺憾な
く発揮されている。いや、それどころかいよいよ彼は新旧の西洋アカデミズ
ムとの全面対決に入った、と言えそうだ。本書が探究するのは「デカルト的
主体」の革命的可能性である。「デカルト的主体」はこんにちあらゆる方面
から批判されている。ジジェクは書く、ニューエイジ神秘主義、脱構築派、
ポストモダニズム、ハーバーマス流のコミュニケーション理論、ハイデガー
流の存在論、認知科学、ディープ・エコロジー、ポスト・マルクス主義、フ
ェミニズム、これら相異なる潮流すべてが「デカルト的主体」を攻撃するこ
とにおいては手を組んでいるのだ、と。名指しで槍玉にあげられているのは
例えば、ラクラウやバリバール、ランシエールやバディウといったポスト・
アルチュセーリアンであったり、ラディカル・フェミニストのジュディス・
バトラーであったり、アンソニー・ギデンスやウルリヒ・ベックといった社
会学者の主体論である。
リベラルで擬似民主的な多文化主義をそのイデオロギー的補完者とする世界
資本主義に抵抗するための政治的介入の再定式化はいかに可能か。その問い
といい、カントとマルクスへの頻繁な言及といい、わが国の柄谷行人の志向
(『トランスクリティーク』講談社)とも響応的だと言えるかもしれない。
もっとも柄谷はヘーゲルとラカンというジジェクにとって不可欠のモメント
を省略してはいるが。相変わらずの辛らつなウィットや、三〇本近い新旧様
様な映画を参照する彼のスタイルは(時としてその映画自体は陳腐極まりな
いものだったとしても)親しみを覚えさせる。
本の体裁にしても、カバーは透明感みなぎる極薄の藤色に繊細なタイポグラ
フィ、そこにワンポイントでふわりと小さな羽一つ、と思わずジャケ買いで
きる可憐さだし、ハードバックにしては値段をずいぶんと押さえている。ペ
ーパーバックを待たずにぜひ衝動買いしておきたい本である。かつてジジェ
クはユーゴスラヴィア軍を反民主主義勢力の一つに数えたが、その彼なら昨
今のコソボ空爆にどうコメントするか、想像しながら読んでみるのもいい。

Zizek, Slavoj “The ticklish subject : the absent centre of political
ontology” 1999, Verso, ISBN1-85984-894-X
http://www.versobooks.com/

追記。ジジェクはこの五月にヴァーソから刊行される新刊にも論文を寄せて
いる。ベルギーのポスト・マルクス主義の旗手と目される才媛シャンタル・
ムフの手になるアンソロジー集で『カール・シュミットの挑戦』がそれだ。
ナチスの御用思想だと一部に非難されてきたシュミット政治学の再検討が試
みられている。世界資本主義の包囲の只中において、単にオルタナティヴな
外部の視点を夢想するのではなく、内部から侵食し内部から解体していく方
途はあるのか。スキャンダラスなコンテクストがないわけではない分、話題
を呼びそうだ。

次回の紹介は五月最新刊、スピヴァックの「ポストコロニアル理性批判」。

 現代思想(海外)の著者別ブックリスト、続々アップロード予定!

(伊)ジョルジョ・アガンベン、マッシモ・カッチャーリ、アントニオ・ネグリ
パオロ・ヴィルノ、アウグスト・イルミナティなど
(仏)ジャン‐リュック・ナンシー、フィリップ・ラクー‐ラバルト、
モーリス・ブランショ、モニク・ダヴィド‐メナール、
マルク・フロマン‐ムーリス、ミケル・ボルク‐ジャコブセン、
ジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ、
ポール・ヴィリリオ、ジャン‐フランソワ・リオタール、
ジャック・アタリなど
(独)アレクサンダー・ガルシア・デュットマン、
フリードリヒ・キットラー、ノルベルト・ボルツ、マンフレート・フランク
ピーター・スローターダイクなど
(米)ポール・ド・マン、エドワード・サイード、ガヤトリ・スピヴァック
レイ・チョウ、トリン・ミンハ、サーラ・スレーリ、ホミ・バーバ、
ヴェルナー・ハーマッハー、サミュエル・ウェーバー、
ベネディクト・アンダーソン、レオ・ベルサーニ、ロザリンド・クラウス
などなど順次紹介!
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■ 中国古典で浅学菲才が直る?/掩耳(えんじ)
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 第一回 限定的な心理探求ツールとしての「兵法書」
 
他人の気持ちを、どんな手を使ってもいいから知りたい、と思う瞬間――例
えば濃密な恋愛や、社運のかかった取引で相手を接待するときなど・・・・
それは様々に考えられますが、しかしその最も切迫したものを挙げるなら、
それは<戦争>をおいて他にはありません。負ければ、死を突き付けられる
極限の状態にあるからです。
その意味では、敵対己という限定された状況のもと、いかに相手を知るか、
そして己はどう動くか――の探求は、兵法書という形式で最も深くなされて
きました。例えば、今から約2500年前に書かれた「孫子」は、ナポレオンの
座右の書となり、近くはフォークランド紛争におけるイギリス側司令官の枕
頭の書でもあったのです。
ここでは、そんな兵法書――中国では主要な兵法書が7つ(「孫子」「呉子
(ごし)」「尉繚子(うつりょうし)」「六韜(りくとう)」「三略(さん
りゃく)」「司馬法(しばほう)」「李衛公問対(りえいこうもんたい)」
これらを武経七書と言います)ありますが、その真髄の数々を紹介していき
たいと思います。
まず初回の今回は、「孫子」を筆頭とする兵法書は<戦争>自体をどう捉え
てきたか、をご紹介します。

・百戦百勝は善の善なるもにあらず。戦わずして人の兵を屈するは善の善な
るものなり。「孫子」
(百回戦って百回勝ったからとしても、それが最善の策とは言えない。戦わ
ないで敵を降伏させることこそが、最善の策なのである)

・甲を暴(さら)さずして勝つものは、主の勝ちなり。陣して勝つものは、
将の勝ちなり。「尉繚子」
(軍隊を使わずに勝つのが、君主の勝ち方である。戦場で勝つのが、将軍の
勝ち方である)

・国、大なりといえども、戦いを好めば必ず亡ぶ。「司馬法」
(国が強大だからといって戦争を好めば必ず滅びる)

これらから抽出できる考え方は二つあります。
1戦争はしない方がいい
2戦争とは政治の一つの手段にすぎない

例えば、これを恋愛という状況に当てはめるとどうなるでしょう。
1無駄な恋愛ならしない方がいい
2恋愛とは生殖(又は、生きていく?)ための一つの手段にすぎない。
実に身も蓋もない表現になりますが、つまり、このように非情とも言えるほ
どの合理的精神――精神論やロマン主義的思いこみを一切採らない――こそ
が兵法の身上なのです。そしてだからこそ、勝ち残れるのです。
そして、戦争の目的は、国を保つこと、ただそれだけであり、その前ですべ
ては――君主や将軍、部下、そしてどんな大勝利でさえ――ひとつの手段に
過ぎないのです。例えば会社などで、目的と手段を混同している(ex.パソ
コンとかPOSシステム入れただけで仕事した気になっている人とか)など
下の下だと兵法書は言いきるのです。(以下 続)

<推薦図書>
「孫子の兵法」三笠書房 知的生き方文庫 訳の読みやすさでは一番。
「孫子・呉子」徳間書店 武経七書が抄訳ながらすべて読める。
*「武経七書」すべての翻訳がプレジテント社より発売とのこと。全三巻で
六月下旬より毎月刊行予定。翻訳がすべて揃うのは61年ぶり。
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■ 「今日(こんにち)の芸術」/忘れっぽい天使
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 「内面」の底を探る―鈴木志郎康「内面のお話」

  毎年恒例の自主制作映画の祭典「イメージフォーラム・フェスティバル」
に今年も出かけた。仕事の都合上、日本作品のプログラム5つしか見られな
かったことが残念だったが、心に残った作品がいくつかあった。特に鈴木志
郎康の「内面のお話」と荒牧亮子の「鎖骨の下の」は刺激的だった。自主制
作映画を観ることは楽しい体験だ。経済的な見返りを求めないそれらの作品
は何よりも表現者の「好き」を伝えてくれるから。「今日の芸術」初回は、
その鈴木志郎康作品の感想から始めよう。鈴木志郎康は1935年生まれの
詩人・写真家・映像作家。多摩美術大学の教授も務めている。詩集に「石の
風」「遠い人の声に振り向く」(書肆山田)、映像作品に「15日間」「風
の積分」などがある。「極私」という言葉を発明し、身辺の様子を独自な視
点で捉え直す作風が主だったが、今回は少し勝手が違っている。
   
  「内面のお話」は複雑な構成を持っている。まず作者が登場して十年前に
友人から貰ったという枇杷を見せる。瓶の中のそれは十年という年月のため
に変色し、とても枇杷とは思えない。作者は「自己」というものも知らない
うちに変化を遂げて以前とは別の存在になってしまっているのではないだろ
うかと指摘する。そこから人間を支える「内面」という不確かさな存在に話
が及び、「人間は内面があるから嘘をつく」という仮説を語る。だが、そこ
で更に作者が取って置きの「内面論」をぶつ訳ではない。この後は幾つもの
異なる発話の場面の映像が配置される形で作品は進行していき、作者が自説
をこれ以上開陳することはない。観客はそれらの映像を見て各々自分なりの
「内面」像を導き出さなければならない。つまり自明と思われていた人間の
「内面」のあり方について疑問を覚えた作者と同じ次元に、いきなり観客は
突き落とされてしまうのだ。観客は作者とともに手探りで「内面」の概念を
巡る暗がりを歩まなければならない。
但し、ここで映し出される映像は特に理屈っぽいものでも何でもない。作者
が教師を務める美大の学生たちに嘘話をさせた映像、卒業生の西村君が作っ
た映画まるまる一本の作品内上映(鰻屋でバイトしながら映画を作っている
自分の胸のうちを明かすというもの)、最後に映像作家帯谷有理が「映画を
作るのは歴史に名を残したいから」と語り、ギターを片手に歌う映像(自作
の子守り歌が美しい)など。これら互いに無関係な映像が寄り集められ、「
内面とは何か」という作者の関心の下に再構成されていく。
中でも印象的なのが、山本さんという学生の女の子が、喧嘩ばかりしていた
お父さんが亡くなった後、その存在の大きさについて語る場面だ。編集者を
していたという山本さんのお父さんは、「人は一人で生きるのではなく、人
と人との関係の中で生きるものなのだ」と少女だった山本さんに教え諭し、
そのことが今でも心に残っているということだ。また、日がたつにつれてお
父さんの死のショックから立ち直れてしまう自分を、初めて自立した存在に
なれたと感じたという。彼女はこの「内面のお話」という映画がなければ、
関係の中で生きる自分の存在についてこれほど考えることはなかっただろう
し、また自分を自立した孤独な「個」として突き放して自覚することもなか
っただろう。そう、「内面」があると、突如「自分」というものは突き放す
対象になったりするのである。
この映画に出演した人たちは皆、「もう一人の自分」をきらきら発散させて
いる。全くの軽い嘘話から重い内容の実話まで、人が物を語るのはまさに「
物語を作る」ということであり、本音というものは「内面」が促す煌く虚構
なのではないかと思わせる。あるいは、「内面」というものはもともと「も
う一人の自分」なのであり、自己と決定的な関わりを持つ対象に出会った時
(現実の場でも観念の場でも)、「もう一人の自分」が自分に取って代わり
、対象と激しく切り結ぼうとするのではないか、そんなことも考えさせてく
れる。
逆に言えば、「自分」というものは実は(独特の偏向性を持った)空洞、つ
まり、通り過ぎる幾多の人や事物を受け止めていく空ろな受け皿であり関係
の結節点に過ぎないのであるが、その結節点において引かれ合う要素同士が
衝突し、激しい化学反応のような現象を起こすことがある。その時「空洞」
は「空洞」であることを越えようとし、その運動が、「主体」と呼ばれ「内
面」と呼ばれるのではないか。関係に対して受け身であった空ろな存在が突
如として関係の外に立つ「もう一人の自分」への転身を遂げるのである。西
村君が鰻の配達に行った先のビルの高い階で、夜景を示しながら、「ここが
東京タワーが一番美しく見える場所」「こういう場を見つけるためにぼくは
この仕事をしている」(少し違ってたかな?)としみじみ語るシーンのこと
を想い起こしてみよう。東京に住んでいれば特にどうということのない夜景
が、アルバイト生活に人生なるものを見出そうとしている西村君から彼の「
もう一人の自分」を誘い出す様子は感動的だ。それは山本さんがお父さんの
死に出会って、初めて自分という存在を深く省みることと照応する。関係の
摩擦熱が、空洞としての自己の存在を乗り越えさせてくれ、「もう一人の自
分」を生み出させていく、ということなのだろう。
そしてこの映画全体が、敢えて自分を曝け出すことをしていない作者・鈴木
志郎康の「内面」であり「もう一人の自分」になっていると、ぼくは考える
。「極私」という言葉を発明し、自身の日常生活のあれこれを描き続けてき
た鈴木志郎康が、遂に狭義の「私の生活」を突き抜け、他者との関係の中に
自己を見出すようになった。その姿勢は、人間は関係の産物だと諭した、編
集者だった山本さんのお父さんの姿と微妙に重なり合う。ただ、山本さんの
話だと山本さんのお父さんは「関係の中で生きる」ことがだんだん苦しくな
ってきたということだが、鈴木志郎康の方は、「愛情を傾けた対象が自己を
語ることを記録するという行為」自体に作者としての「もう一人の自分」、
つまり「内面」を見出すことで、空洞としての自己の存在の空しさを乗り越
えようとしているようだ。更に、こうした映画が可能になったということは
、情報化社会の進化に伴い人が属する共同体の中に安定した自己の確認をし
にくくなり、様々な関係を独自に横断する視点を持つことによってようやく
自己の存在を確かめられる時代になったということを示すことのようにも思
われてくるのである。
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■ 「脱書店員電脳日記」/aguni(あぐに)
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第1回  ネットにつないで本を買いに行こう。

本屋に行ったけれども欲しい本が見つからなかった。そんな経験は誰しもあ
るだろう。絶版・品切というならまだ諦めもつく。しかしたまたまその本が
売れてしまっている、というのも実はよくある話なのだ。本屋は基本的に棚
分の商品しか持っていない。新刊はともかく、既刊本はそんなに持てない。
単純に考えればわかることだ。棚の本全てをストックするためには同じだけ
のスペースが必要になるわけで、だったら棚を作った方がいい。そこでほと
んどの本は「棚に出ているだけです」ということになる。しかも、よっぽど
大手の本屋でなければもともと棚にあったのかどうかも検索できないから、
期待しながら棚を見るというのも実は虚しい作業だ。新刊が1日200点出
る状況の中ではあまり売れない本はどんどん店頭から消えていくし、売れる
本なら自分が行くときに残っている確率も低いわけで、従って、新刊や雑誌
はともかく、その本に巡り会えるというのは実は結構、奇跡に近いことなの
だ。見つかったら喜ぶ、くらいの方が気が楽かもしれない。
ネット販売なら欲しい本がいつでも買える。とは言っても注文するだけなの
だが、売れたからといってデータが消えることはない。24時間開店してい
るし、交通費もかからないのが魅力だ。
アメリカでアマゾン・ドット・コムの成功が伝えられる中、日本でもネット
による書籍販売がようやく本格的にスタートしたようだ。最近、新聞やテレ
ビでよく報道されているのがヤマト運輸子会社の「ブックサービス」だ。こ
こはヤマト便の流通を使い、配達及び集荷ルート上の出版社をスタッフに回
らせることで本を入手している。出版社というのは異様なほどに東京、しか
も特定の地域に集中している。地方出版社も交通の便利なところにあるのが
普通だ。従ってコストも時間もそんなにかからない。うまいことを考えつい
たものだ。しかしここではノウハウがまだ未整備のため、商品情報の検索シ
ステムがない。日本書籍協会の本のサーチエンジン「books.co.j
p」(http://www.book.co.jp/)や、その他の専門ホームページなどで書籍
情報はあらかじめ入手しておかなくてはならないが、買う本が決まってさえ
いれば、ここで注文するのも悪くない。4〜7日で届くというから、書店で
注文するより断然早い。送料は全国一律380円。片道190円と考えれば
決して高い値段ではない。キーボード操作と電話代さえ気にならなければ。
考えてみれば私が書店で勤めていたとき、流通を通すよりは着払いで送って
もらった方が早いことは知っていた。クレーム処理のときにはよく使ってい
たものだ。(知っていて問題とも思わないところが問題だけど・・・。)

主なネット書店のリンク先は以下の通り。(これが全てではありません。)
ヤマト運輸「ブックサービス」(http://www.bookservice.co.jp)
大日本印刷「専門書の社」(http://www.senmonsho.ne.jp/)
まだ参加出版社数は少ないが、あの「まるすニュース」が読めたりする。
紀伊国屋書店「Book/web」(http://www.kinokuniya.co.jp)
御存知、最大手。
「地方・小出版新刊ニュース」
(http://www.bekkoame.or.jp/~much/access/actop.html)
特殊な本が多い場合、ここが一番早いかも。
トーハン「本の探検隊」http://tohan.gsquare.or.jp/)
書店受け取りというのは面倒だけど。
「アマゾン・ドット・コム」
(http://www.amazon.com/)
言うまでもありませんが。もちろん和書はありません。
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 です。こちらではバックナンバーをコラム別に公開していきます。
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■ 第2号のご案内
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 第2号は6月1日配信予定です。
 内容は、
 「マエストロ鏡玉のメディアジャーナル」/マエストロ鏡玉(きょうぎょく)
 「本の周りをうろついて・・」/湯川新一
 「美人書店員の赤裸々な日常」/あくびちゃん
 「私小説的書店員」/キウ
 みんな連載第一回目になります。お楽しみに。
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