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2000.11.25.発行 vol.52 [情報盛り沢山の週末 号]
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■■ [本]のメルマガ 2000.11.25.発行
■■ vol.52
■■ mailmagazine of books [情報盛り沢山の週末 号]
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■CONTENTS-----------------------------------------------------------
★トピックス
→二十世紀最期の優良イベントはこれだ!
★「SM日記」/本屋のSM嬢
→不定期新掲載! バックヤードの禁断のひそひそ話はこれだったのか?
★「脱・書店員日記」/aguni(あぐに)
→本のパーミッションマーケティングって何だ? 全二回でお届けします。
★「現代思想の最前線」/五月(ごがつ)
→最新情報! 鴨居玲の大回顧展と近刊全画集がついに!
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■トピックス
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■必見!2000年12月の注目イベント三本
○シンポジウム「20世紀の記憶」を読む
期日:2000年12月16日(土)午後3時〜7時
場所:毎日ホール(地下鉄東西線竹橋駅下車、竹橋パレスサイドビル=毎日新
聞東京本社B1)
資料代:2000円(シリーズ「20世紀の記憶」最終巻「新たな戦争1990-1999年」
〈定価2800円〉付き!)
連絡先:毎日新聞社出版局クロニクル編集部
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 電話:03-3212-3246 ファクス:03-3212-0095
HP: http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/chronicle/index.html
e-mail: chronicle@mbx.mainichi.co.jp
1993年から三期にわたって、二十世紀の各年代をテーマ別で紹介した好評シリ
ーズ・ムック(別巻を含め計21点。詳細は上記HPで)の完結にともない、記念
シンポジウムを開催!
第1部:シリーズ「20世紀の記憶」の基本構想と編集/西井一夫(同シリーズ
編集長)
:記憶と写真/港千尋(写真家)
第2部:20世紀と写真/徐京植(東京経済大学教員)+平井玄(音楽文化論)
+北原恵(表象文化論)+鵜飼哲(一橋大学教員)+多木浩二(美術
評論)
第3部:会場を含む討論
※Eメールか葉書で予約申込できます。本が一冊ついて参加費2000円はお得!
○ボリビア・ウカマウ集団の映画、ロードショー開始
1960年代より、アンデス地域の先住民(インディオ)を主題とし、彼らの母語
であるアイマラ語やケチュア語の作品を制作してきたボリビアの映画集団「ウ
カマウ」の代表作が日本上陸! 映画制作に固有のヒエラルキーを拒否し、一
貫して人民の自由な参加に基づく集団作業を続けている彼らによる、映像によ
る帝国主義論は、ゴダールをして「人々を革命的行動に動員する映画」と評せ
しめた。必見!
上映作:ホルヘ・サンヒネス監督『地下の民』1989年、同『鳥の歌』1995年
同時開催:ウカマウ集団全作品回顧モーニングショー上映
上映期間:2000年12月16日(土)〜2001年1月19日(1月1日のみ休館)
場所:シネマ・下北沢(東京都世田谷区北沢1-45-15スズナリ横丁2F
電話:03−5452−1400
HP: http://www.cinekita.co.jp
前売り共通1回券:1300円 4回券:4800円 好評発売中!
回数券はお一人様でのみご利用できます。劇場窓口、チケットぴあにてお求め
下さい。
当日料金:一般・学生1500円 シニア1000円 各回入替制別料金
※現代企画室でも、郵送によるチケット販売をしています。 ウカマウ集団40
年の軌跡を追った記念アンソロジー新刊『アンデスで先住民の映画を撮る―
―ウカマウの実践40年と日本からの協働20年』本体価3,000円も同社から発売
中!
詳しい映画+イベント情報は↓こちらから!
http://www.shohyo.co.jp/gendai/event/2000/20eiga.html
http://www.shohyo.co.jp/gendai/event/2000/20eiga2.html
ウカマウ集団について更に知りたい方は↓こちら!
http://www.shohyo.co.jp/gendai/ukamau/index.html
○ドキュメンタリー・フィルム『山谷』上映+ミニトーク
『山谷(やま)――やられたらやりかえせ』(佐藤満夫・山岡強一監督、「山
谷」制作上映委員会、1986年、16ミリ・カラー、140分)は、1980年代前半の
寄せ場労働者の過酷な生活と戦いを記録し、暴力団系雇い主らとのやりとりの
途上で、監督二名がそれぞれ立て続けに刺殺、射殺されるという悲劇をも伴っ
た衝撃作。15年ぶりの上映と、第一線の研究者による「山谷以後」を探る講演。
必見必聴、ぜひご参加を。
費用:当日1,200円 予約1,000円
日時:2000年12月17日(日)19:00p.m.より上映
場所:中野plan-B(地下鉄丸の内線中野富士見町駅下車。電話03-3384-2051)
主催・予約受付:「山谷」制作上映委員会 電話048-865-7650
講演:平井玄(早稲田大学講師・音楽批評)「フリーター階級をめぐって」
関連書籍好評発売中!
山岡強一遺稿集『山谷 やられたらやりかえせ』現代企画室、本体3,000円
http://www.shohyo.co.jp/gendai/kikan/syakai/syakai.html
佐藤満夫追悼集『反撃への葬列』山谷を支援する有志の会=編、税込800円
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[謹告:25日号編集同人:五月より]本誌ではたびたびイベントの紹介をさせて
いただいてきましたが、本誌同人が東京ないし近県に住んでいるためか、ほと
んどが都内で行われるものの情報でした。近県以外にお住まいの読者の皆様に
とっては「行きたくても行けない」イベント情報だったかもしれません(もっ
とも先だっての東大『越境する知』イベントチケットプレゼントには東北にお
住まいの読者の方からご応募をいただいたこともありました!)。この機会に
今後は全国、いや、全世界!の注目催事情報を探求して参りますので、皆々様、
ぜひ本誌掲示板までご投稿くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
いつも有益な情報をお寄せくださる青山BCのKさん、パリのTさん、ありが
とうございます。http://www66.tcup.com/6629/anjienji.html
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◆『ポリロゴス2 特集:メディア――越境する身体』 11月20日刊行! ◆
◆ 中山元 編 A5判/並製/296頁/本体2400円 発行:冬弓舎 ◆
◆ 【小特集1】メディオロジー 【小特集2】アントナン・アルトー ◆
◆ [翻訳]ドゥブレ/アルトー/フーコー/ブランショ/ドゥルーズ ◆
◆※詳細は冬弓舎のサイト「thought.ne.jp」http://thought.ne.jp/ で◆
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■「SM日記」/本屋のSM嬢
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第1回 お問い合わせカウンターでの出来事
[本]のメルマガをご購読の皆様、はじめまして。PN:本屋のSM嬢と申しま
す。本業は書店勤務ですが、副業が……なわけではございません。ふとしたこ
とで、そう先輩から呼ばれるようになりました。今回から不定期にですが、皆
様に日頃の店頭での、お客様との素敵な、勉強になった出会いをご報告させて
いただきます。では早速。
お題(1):「ボ客」様は神様です
仲畑貴志さんが『この骨董(コットウ)が、アナタです』というご本を講談社
から今年の九月にお出しになりましたが、当店にお越しの推定28歳の男性のお
客様から、こんなお問い合わせを頂戴しました。「あの、『これが、アナタの
コツツボです』っていう本を探しているのですが」「(私は『この骨董が、ア
ナタです』を差し出して)お客様、こちらでしょうか?」「あ、そうそう、言
い間違えちゃった、『このコツツボが、アナタです』だね」。
自分流に書名や著者名等をご記憶なさっているお客様を、店員の内輪ではボキ
ャブるお客様、略してボ客様とお見受けしております。でもかく言う私も、こ
の本の著者はキッチュこと「松尾貴史」さんだとずっと勘違いしてました。
お題(2):難問さんいらっしゃーい
「人生がどういうものなのかが簡単にわかる本ください」と推定80歳の男性の
お客様からお問い合わせがございました。店員一同散々棚を見つめた挙句……
お答えできませんでした。
私の毒舌な先輩は、こうした深遠なお尋ねをされるお客様を「珍問さん」と裏
(バックヤード:スタッフオンリーの作業部屋)でお呼びしています。
お題(3):今週の「お急ぎのお客様」
「地図の方法の本ください。<めるかとる?>とかさあ、いや、地図帖じゃない
んだよ。地図の書き方? 違うなあきっと。地理学? いやー(棚を眺めしば
し立ち尽くされて)……何だったんだっけ……ちッ、君、わからないの?!」
推定20歳の男性のお客様です。しばらくやり取りさせていただいたのですが、
お客様もご自分で何をお探しだったのか、混乱されてきたご様子でした。お役
に立てず申し訳ございませんでした。
ちなみに先述の毒舌な先輩は、ややファジーなお問い合わせに対しては、「他
力本願さんが来た」と裏で愚痴をこぼしています。
※皆様からのご意見ご感想、あるいは体験談を kleinwald@hotmail.com まで
お寄せいただければ幸いです。
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■ 「脱書店員電脳日記」/aguni(あぐに)
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第19回「本」にとってのパーミッションマーケティングとは何か? その1
セス・ゴーディン著『パーミションマーケティング』(翔泳社)を読んでい
て、これは!と思った一節がある。それは、人々が惜しんでいるものはおカネ
でも労力でもない。時間だ、というものであった。こう情報やモノがあふれ、
競争社会が技術の進展によって(というのも20世紀的表現だけれど)スピード
アップしてくると、人が何かをできる可能性というものはどんどん広がってく
る。しかし、その一方で人間の持っている時間は有限である。老いもするし、
ボケもする。
で、人は何におカネを使うようになるか。時間の節約である。それは我々が
なぜサービスにおカネを払うか考えてみるとわかる。外食が内食よりも高いの
は美味しいものが労力ナシに食べられるからである。このとき、「美味しい」
はなくてもまあ諦めもつくが、「労力」があれば皆、文句を言うだろう。(自
分の使った皿は自分で洗うレストラン!は誰も行かない)このことはつまり外
食の本質が味ではなく手間にある、ということを示している。
そもそも本というものを人が読むようになったわけを考えてみる。人間は言
葉によって個人が獲得した知識・技術を外在化できるようになった。その外在
化された知識を持っていることは一つの特権なわけだ。かつてユダヤ教の経典
が複写や翻訳を禁止されていたのも言葉の持つこの特性によるところが大きい。
人が本を買うのは、自分で考えるよりも早く、正しい知識が獲得できるので
はないか、と期待するからだ。それは理系的な発想でいえば情報を得られれば
いい、ということになるのだけれども、文系的に言えば、ちょっとした言葉や
記号がヒントになる可能性もあるから、アナログデータとして、つまりは物質
として、持っておきたい、と思うのだ。
しかし、人は本を選ぶのにそんなに時間は使いたくないと思っている。それ
はそうだ。人間の英知が全部詰まっていたら、そこから選択するのにどれくら
いの労力がかかるか、わかったものではない。
こうなると本屋として考えなければいけないのは、いかにお客様に対して時
間の節約を提案できるか、ということである。
顧客に来てもらう、ということを前提にした「棚の編集」というモデルもも
はや崩壊した。そこにはファンはつくかもしれない。しかし今や、タレントや
ブランドは使い捨てである。人々の期待は進展し高まっていくから、恒常的に
やり続けるのは難しい。誰も来ない棚の前でシコシコ編集作業を続けるのは楽
しいけれども意味がない。だったら自分がそのとき本当にいいと思った本を街
頭に出て売ってた方がいい(本来、棚の編集というのはそういうものなのだ)。
しかしそれは前に買ってくれたお客さんとは限らない。
現在、もはや従来のようなベストセラーはもはや期待できない。顧客はバラ
バラにセグメント化されており、顧客は顧客ごとに嗜好もレベルも違うのであ
る。それぞれの顧客に合わせてどのように商品を提案していけるのか?
簡単な話としては、パソコンの入門書があったとしよう。超いい本で無茶苦
茶おすすめした。売れるだろう。しかしその本はプロにとっては無用の長物な
のである。そしてその入門書が本当にいい本で、その本を買った顧客が素人の
域を脱したとしよう。するともう、次は入門書は買わない。それでは棚を次の
ステップに進化させたとしよう。すると今度は新しく来た素人のお客様には合
わない棚ができあがる。これでは顧客を維持できても、パイを広げることはで
きない。
じゃあ、どないすればええねん、ということになる。
→次回(第20回12/25号)へ続く。たぶん。
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■「現代思想の最前線」/五月(ごがつ)
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第16回 急告!鴨居玲の没後15年大回顧展と待望の全画集発刊について
「自画像とは何か」をめぐって、鴨居玲とOdd Nerdrumの画業について先月書
いたのだけれど、思いのほかこの主題は自分にとって「底なし沼」であること
がわかってきた。現在、第15回の原稿を全面的に書き直しており、三つの主題
が立っている。1)鴨居玲の自画像の分析。2)Odd Nerdrumの自画像の分析。
3)自画像の諸定義。それぞれのノートは未完成であり、進展があり次第、随
時本誌HPのバックナンバーにアップロードさせていただくつもりである。
特に鴨居玲については新しい情報や証言資料を得て、根本的に考え直さなけれ
ばならない点が出てきた。ひとつには、鴨居玲は狭心症で亡くなったと紹介さ
れていたが、実は自殺だったらしいこと、何度も未遂を繰り返し入院してきた
こと。そしてもうひとつには、自画像の数々は不安を演じる虚構と実際の不安
感とのすれすれの狭間の産物であるらしいこと……。
Odd Nerdrumについては、前回の記事でご紹介できなかった研究書をここに記
したい。この『Odd Nerdrum : 物語作家にして自己の開示者』は画家の略伝
であると同時に画業の解説でもあり、113枚に及ぶ主要作をオールカラーで収
録(ディテールも50枚!)した得がたい逸品である。私はワシントン州立大学
の近くの大学書店で偶然見つけて購入し、前回の記事を書く発端に至った。日
本ではあるいは出会わなかったかもしれない。大学書店ではベルギーのアート
系専門版元Imschootから1999年に刊行されたヤン・ファーブルの偽昆虫記(?
解説がほとんどなくて正体がいまひとつ判らない)も買ったのだが、オンライ
ン書店と違って、店頭で現物のアウラに射貫かれる経験というものはやはり何
にも増して棄てがたい魅力だとつくづく実感する。
"Odd Nerdrum : Storyteller and Self-Revealer" by Jan Ake Pettersson,
afterword by Donald Kuspit, 1998, Aschehoug & Co., Oslo, Norway
isbn:82-03-22272-2, 258pages, US$49.95-
本書は1998年9月25日から1999年1月3日までAstrup Fearnley Museum of
Modern Art にて、1999年1月16日から3月28日までKunsthal Rotterdamにて
開催された回顧展"Odd Nerdrum : Paintings 1978-1998"(キュレーターは
Oystein Ustvedt)と連動して作成された。「絵画の預言者」を自認する画家
の特異な魂の内奥と作品世界を垣間見る、買って絶対損のない一冊である。オ
ンライン書店でも比較的用意に購入できる。
なお、不思議なアーティストブック制作集団Imschootについては、下記のオフ
ィシャル・サイトをぜひ隅々までご覧下さい。http://www.imschoot.com/
一方、自画像の諸定義の考察に至っては逸脱としか言いようのない観念に取り
憑かれており、『ヘルメス文書』のポイマンドレース篇からボルヘスの短編
『アレフ』、ハイデガーの『放下の所在究明に向かって』からツェランの詩篇
『テネブレ』に至る、私自身の年来の様々な問題意識を収斂させる糸口が見つ
かったとにわかに喜んでいるのだが、まだまだ皆さんにご笑覧いただく段では
ない。
今回は鴨居玲をめぐる最新情報を皆さんに以下にご紹介したい。こんなにも世
間で盛り上がってきているとはまるで知らなかった。
前回の原稿を準備していた2000年10月下旬には不覚にも気付いていなかったの
だが、2000年は鴨居玲の没後15周年にあたり、銀座の日動画廊本店(10月20日
〜10月31日「没後15年鴨居玲展」)や、石川県立美術館で回顧展(9月29日〜
10月22日「一期は夢よ―鴨居玲展」)が開かれたので、ご覧になったファンの
方もいらっしゃるだろう。石川県美の回顧展は巡回で次の会場へ移動しており、
2000年11月1日(水)〜12月17日(日)には、茨城県笠間市の笠間日動美術館
にて催されている。入場料は大人1,300円、大学・高校生800円、小中学生500
円。
笠間日動美術館
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/ja/KASAMA/index.html
住所:茨城県笠間市笠間978−4 電話:0296(72)2160
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入場は4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始、展示替え期間
JR利用:常磐線友部駅(上野駅から65分)よりバスまたはタクシー約15分/
水戸線笠間駅(友部駅から10分)より徒歩25分/笠間駅より市内循環バス銀行
角下車徒歩3分。
自動車利用:常磐自動車道水戸I.Cより国道50号経由約20分/岩間I.Cより国道
355号経由約20分。
高速バス利用:東京駅八重洲南口より約2時間。笠間行き朝9時発、笠間稲荷
神社入口下車徒歩15分。
石川県立美術館で回顧展の図録を買いそびれた方は、笠間日動美術館でも購入
することができるだろう。カタログは税込2,000円。郵便による直送を希望す
る場合、石川県立美術館や笠間日動美術館でも受付けてくれる(在庫要確認)。
送料をプラスした合計2,340円(送料分のみ切手でも可)を現金書留にて前払
いすれば、先方が入金確認後、郵送してくれる。書留の封書の中に「鴨居玲展
図録希望」のメモを入れておくこと。なお、日動画廊本店で行われた展覧会で
は図録は作成されていない。
石川県立美術館 http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
更に朗報だが、日動画廊から鴨居玲のすべての作品を網羅した『鴨居玲画集』
が刊行される!! 体裁は以下の通り。
収録作:油絵460点、その他スケッチ600点。うちカラー掲載作品約140点
判型:33×26cm、B4変型、上製本
解説:俵万智、宝木範義
予価:38,000円(税別)直送希望の場合:別途送料1,200円
日動画廊 http://www.nichido-garo.co.jp/index.html
2000年12月中旬刊行予定で、現在先行予約受付中。希望者は名前、住所、電話
番号を明記の上、日動画廊までハガキ等で申し込むこと。メールでも受付けて
いる→ galerie@nichido-garo.co.jp まで。画集が出来次第、出版部から連
絡がもらえる。マストバイである。
なお、今までに出版された鴨居玲の画集は三種、随筆集一点を確認できるが、
随筆集を除き、画集はすべて絶版、入手不可である。2000年12月に刊行される
「全画集」は、1985年画集及び1988年素描集との単純な「統合」ではないだろ
う。価格から言って、1985年の画集はオールカラーかそれに近いものだったと
思われる。鴨居玲の人気は年々高まっているというから、今回はオールカラー
で10万円以上するものよりは、広く普及しうることを考慮したギリギリの価格
設定をしたのだろうとも推測できる。し・か・し、1000点を超す画業のうちの
一割強のみがカラーだとすると、コレクターやファンなどにすれば中途半端な
つくり方であるという声が当然出てくるかもしれない。[記2000年11月24日]
『鴨居玲素描集 酔って候』
鴨居玲=画、神戸新聞総合出版センター=発行、1979年10月刊行
タテ46cm、本体価:13,000円(絶版)
『鴨居玲画集―夢候 作品1947-1984』 ISBN:4888700516
鴨居玲=画、日動出版部=発行、1985年05月刊行
タテ36cm、225頁、本体価:48,000円(絶版)
『鴨居玲素描集』ISBN:4888700567
鴨居玲=画、日動出版部=発行、1988年11月刊行
タテ43cm、本体価:12,621円(絶版)
『踊り候え [改訂版]』
鴨居玲=著、風来舎=発行、1992年04月刊行(初版:1989年11月刊行)
タテ18cm、246頁、本体価:1,650円
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■編集同人備忘録
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先だっての記念号の対談で、掘り下げきれなかった問題点が多くある。ある発
言について、著述家の方からの示唆を受け、私は私信でこんにちにおける「読
者不在」の「出版暴走」について懸念を述べた。文庫や新書の創刊ラッシュが
相変わらず続いているが、あれはすでに「自由競争」とは別の地平を歩み始め
ている気がする。書物とはあるいは大量廃棄される紙の束であり、あるいは文
化財でもある。このふたつの質の関係性について自問せざるを得ない。またあ
る編集者との雑談では、対談中にある「給料」はまだましではないかという意
見が出た。彼も私もあれ以下の月給だったことを再確認したわけだった。五月
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