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2002.3.31.発行 vol.66 [食べきれないお弁当 号]
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■■ [書評]のメルマガ 2002.3.31.発行
■■ vol.66
■■ mailmagazine of book reviews [食べきれないお弁当 号]
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■トピックス
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■ミラクル福田さんと石飛さん、お休みです
年度末ということもあって、お二人とも滅茶忙しいようです。ファンの方
ゴメンナサイ。来月号に請うご期待です。それで、発行も遅れてしまいました。
誠に申し訳ありません・・
■TVアニメサザエさんDVD大全集発売!
全320巻、予価148万8500円で四月一日発売だそうです――なんて、
エイプリルフールです。すいません・・やってみたかったんです(笑)
■村上春樹氏のエッセイ
地下鉄サリン事件からはや7年、森達也氏の監督した、名前を変えたオウム
真理教と地域住民の関わり合いを描く「A2」に関して村上春樹さんがエッ
セイを後悔しています。以下です。
http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2002/aum/a2-1.html
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座卓やコタツでノートパソコン。背中を丸めて首を前に突き出す肩こり腰痛
スタイルの典型です。座椅子も用を成しません。多方便パソコン台はあなた
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■昔、この男に皆心服して、改革は行なわれた/守屋淳
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『日々新た』土光敏夫 講談社文庫
現在の構造改革、首相はみずから自画自賛などしていますが、一般的な感覚
では、やはりそれほど進んでいない感じって、あるのかもしれません。
まず、影に日向に、改革を骨抜きにしようとする人びとが多すぎる気がしま
す。そして、かなり手厳しく言えば、反対派を心服させるだけの大人(たい
じん)が改革する側にも欠けているような気がします。
そこで今回ご紹介するのが、土光敏夫さん――東芝などの社長を歴任した後、
第二次臨時行政調査会(臨調)の責任者として、今から約二十年ほど前に国
鉄民営化などに辣腕を振るった、日本を代表する経営者の自伝です。
なにせこの土光さん、「あの、土光さんが責任者なら」と当時の行政改革に
多くの経済人やら政治家が進んで協力したという、人間的な魅力を持った戦
後の経営者でも傑出した偉人なのです。そのエピソードは種種の本にも出て
きます。
例えば、検事総長だった伊藤栄樹さんの『検事総長の回想』(朝日文庫)。
ここで、伊藤氏はいわゆる造船疑獄の取調べをするのですが、そんな中関係
者として呼ばれたのが、当時の石川島重工業の社長だった土光さんなのです。
ここですごいのが、取り調べる側の伊藤氏が、土光さんの人柄にまいってし
まったこと。
《私も、いろいろな?ほんろうの姿?を見ることができたが、「これはまい
った。実に立派な人だ」と感心させられた人が数人いる。それらの人と合う
ことができたのは、検事冥利につきると思っている。その筆頭が土光さん》
なにせ、犯罪の関連で取調べを受けている最中に、検察官が心服してしまう
のだから、これはただ事ではありません。
では、具体的にどう凄いのか。
これは、本書にも出てくるエピソードですが、土光さんは会議などに出席し
てそこで弁当が出た場合、自分が全部食べきれる量かどうかをまず考えるそ
うです。で、残しそうだと思ったら、一切箸をつけず、会議が終わった後に
自分でパンでも買って齧るのだそうです。
では、残った弁当はどうするか。会議の事務などをやっている食べ盛りの若
い人に挙げてしまう、というのです。この話は、実際に労働組合の代表者で、
土光さんと一緒に会議に出た方が、自分は弁当を残してしまった横で、土光
さんは立派に振る舞っていて恥かしかったと『松下政経塾講話録』(PHP
文庫)という本に書かれています。これを日本を代表する企業の社長がごく
普通にやるわけですからね・・。
これは、ある意味で「自分を知る」ことの典型的な姿だと言えるかもしれま
せん。自分の限界を知り、力量を知る。だからこそ、他人は安心して頼れる
し、仕事も任せられると言う・・・変に下駄履いちゃって嵩上げしている人
に仕事とか任せちゃうと、うまくいかなかったり、言い訳ばかりで後で大変
なことになっちゃいますからね・・
それに、現在の日本って、実は消費している食物の三分の一を食べきれずに
捨てているそうですが、この意味からも、日本人全員、土光さんの爪の垢で
も煎じて飲んだ方がいいかもしれませんね・・・
最後に、土光さんの名言をひとつ。これは本書の解説に出てくる言葉ですが、
「官に気に入られていい目に遭いたいといった民の卑しい心こそ、行政を肥
大化させる原因である。民が卑しくなければ官尊民卑などには決してならな
い」
現在、さまざまな政治家が批判を受けていますが、ものの本質は果たしてそ
れだけなのだろうか、と考えさせられる言葉ではあります。
ちなみに、竹中経済財政担当相は一月一日に住民票を日本に置かず、税金を
逃げたという話を雑誌で読んだのですが、これは本当のことなのでしょうか
?? もし本当だとすれば、土光さんとはこりゃ何という違い!――構造改
革が遅々として進まない理由もよくわかる気がします。
(すいません、こちら本は古本屋さんでしか手に入らないようです))
(守屋淳 36歳 ご隠居 年間読書量100冊《仕事で他にも少々》 好き
なジャンル 古典)
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■あとがき
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>今月は、書評一篇だけになっちゃってスミマセン
>まあ、年度末で異動とかもあって、みなさん忙しいみたいですねー
>いや、こうなったら業界内インタビューでもやろうかと思ったのですよ
>はあはあ
>で、某出版社から新雑誌が出るので、その社長のインタビューをしようと
思ったんだけど、まだ、取次ぎにも書店にも発表してないからって断わられ
ちゃったりしまして・・
>あらあら、タイミングが悪かったんですね
>残念ですー。まあ、たまには中身スカスカでもお許し下さい
>ああ、言い訳モードに入ってますね(笑)
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