2002.7.20.発行 vol.77 [ 存在感がないの 号]

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■■ [書評]のメルマガ                             2002.7.20.発行  
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■■   mailmagazine of book reviews      [存在感がないの 号] 
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■トピックス
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■朝日山さんの本が出ます!
当メルマガの人気筆者である朝日山さんの本がプレジデント社より出ます。
タイトル:『農業に転職する 失敗しない体験的「実践マニュアル」』
著者:有坪民雄
出版社:プレジデント社
価格:1500円+税
発行日:七月末
内容の紹介は、ご本人の文章でどうぞ。
▼農家出身でない方のための就農マニュアルで、就農前の心得から経営計画
のたて方、農村の処世術までを書いています。

ニフティの農業フォーラム管理者の言葉を借りると、この分野の本は「情緒
的"汗と涙と人情"と制度紹介に寄り掛かりがち」です。
新規就農を希望する人が知りたいのは、いかに農業経営を立ち上げ、維持す
るかの手法と、迷ったときの判断基準などの「技術論」ではないかと思いま
す。しかし、この「技術論」が従来の本では、最も手薄になっていました。
現場を知り、経営的視点で農業を説明できる人がいなかったからだと思われ
ます。

よって、拙著では未来溢れる農業青年像(笑)を否定し、ビジネス書の視点で
全体を統一しました。書店では、農業書より、就転職の棚に置いたほうが売
れると思います。ウリは、元経営コンサルタントの専業農家が書いた、新規
就農マニッュアルだということです。書店のみなさま、よろしくお願いいた
します。▲
僕も、ゲラで読みましたが、これはかなり傑作だと思います。トラクター運
転のコツとか、こわーい村の掟とか、都会人では絶対わからないマニュアル
がぞろぞろ。ちらとでも田舎暮らし考えた人は必読の名著です。

■訂正とお詫びです
前号で、当メルマガの書籍販売方法を《紹介する本にリンクをはり、日販
「本やタウン」経由でその本が買えるしくみ》と記しましたが、これは日販
IPSの「boople」経由の間違いでした。お詫びして訂正いたします。
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■訳者のしあわせは読者のしあわせ/小林圭司
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僕は子どもの頃から母親と折り合いが悪かった。
おぼろげに記憶している5歳くらいから、毎日怒られるかケンカするかしてい
た。
だから、ジャネット・ウィンターソンの本を読むと思う。
この人の作品に出てくる母親のようなすごい人が自分の母じゃなくてよかっ
た。

『オレンジだけが果物じゃない』
ジャネット・ウィンターソン著 国書刊行会刊 本体2400円
は、英国の女性作家ウィンターソンの、自伝的要素をも含んだ、最高におもし
ろくて、痛快な小説だ。
オビによると、「変なイギリス人のお話。」
その変ぶりは実際に読んで楽しんでいただきたいのだが、ちょっとさわりだけ
紹介しよう。

とにかく、出だしが最高だ。

 たいていの人がそうであるように、わたしもまた長い年月を父と母とともに
 過ごした。父は格闘技を観るのが好きで、母は格闘するのが好きだった。

この手の言い回しが好きな読者なら、その後の展開も期待してくれていい。
その後に続くどんなエピソードでも、十分に楽しめることだろう。
シニカルで、笑えて、考えさせられる部分もあって、実によくできているのだ
が、かといってあざといところが全くなく、とても爽快だ。
それも、疾走というよりは暴走といっていいくらいの暴力的なスピード感で、
物語が突っ走っていく。

主人公も暴走している。
母親が信者であるカルト的なキリスト教の一派を信仰するまではいいのだが、
小学校では悪魔や地獄の恐ろしさをクラスメートに熱演して聞かせて怯えさせ
たり、刺繍のテーマに地獄に落ちて泣き叫ぶ不信心者たちの図を選んで教師の
顰蹙を買ったりする。
ところが、それ以上に母は凄まじい。
頑迷という言葉がこれほどまでに似合うのは、時代背景を差し引いても、十分
この人の個性といえる。
最終的に教えに背くことになる主人公との激しい対立にはゾッとさせられる。
母というのは子にとって常に鬱陶しいものだが、ここまで存在感が強いと抵抗
するのも並大抵ではない。

時折カットインしてくる、本筋とはあまり関係のない寓話もまたおかしい。
美しく貞淑な、完璧な女を求めるアホな王子のお話なんて、うますぎて感心し
てしまう。
そういった小ネタの効かせ方がツボにはまりまくっている。

とにかく、作品自体おもしろすぎるのだが、加えて翻訳者の存在も大きい。
というか、これは岸本佐知子だからこそ、ここまでおもしろくなったのだと思
う。
作品と翻訳者の相性がよいのだ。
岸本さんの書いたもの(前に取り上げさせていただいた『気になる部分』と
か)を読んだことのある方ならば、ほとんど岸本節といっていいようなフレー
ズに思わずニンマリとするだろう。

 「せめてカゴとツジの見分けがつくようにならんとなあ」。私の中に棲んで
 いる見知らぬおじさんが、おしぼりで首筋を拭き拭き言う。このおじさんが
 何か言うたびに、私はガクンと目盛り一つぶん年をとる。

というのは朝日新聞読書面・ベストセラー快読で岸本さんが『uraayu』
を取り上げたときのもので、朝から爆笑させてもらったのだが、共通するセン
スだと思う。
岸本さんがウィンターソンを評して言う「からかいの精神」は、そのまま岸本
さんにも当てはまる。
ウィンターソンがこの小説を書くことが必然であるのと同レベルで、岸本さん
がこの小説を翻訳するのも必然なのだ。
柴田元幸さんにとっての『シカゴ育ち』のようなものだろうか。

このコンビがまた新たな作品を生み出してくれますように。
とりあえず、10年前に読んだときはよくわからなかった『さくらんぼの性
は』も、今ならおもしろく読めそうな気がする。
http://www.kokusho.co.jp/
<小林圭司 出版社営業部員 33歳 好きなジャンル 翻訳小説・サッ
カー>
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■ 『追放の高麗人(コリョサラム)−「天然の美」と百年の記憶』
/畠中理恵子
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 『追放の高麗人(コリョサラム)−「天然の美」と百年の記憶』
 姜 信子文
 アン・ビクトル写真


 「高麗人−コリョサラム」、彼らは朝鮮半島にルーツを持ち、旧ソ連に生き
る人たちだ。
 その数、約四十数万人。カザフスタン、ウズベキスタンなど中央アジアに生
活している。
 十九世紀中頃、朝鮮半島北部を襲った飢饉、
 そして二十世紀始めの日本の朝鮮への植民地支配の政治により
 彼らは生活のため
 より暮らしやすい土地を求めて
 北へ北へと向かい、流れ着いたのがロシアの極東、沿海州だった。
 生まれて間もないソ連と、領土拡大を夢見、ばく進中の日本がお互い一歩も
引かずにらみ合う土地、
 それが当時の沿海州という土地。
 スターリンは日本人とそっくりな高麗人に警戒心を抱き(スパイになる恐れ
など)

 1937年、強制的に極東から中央アジアへ、高麗人を「追放」する命令を
くだす
。
 以降、彼らはペレストロイカが起るまで、
 自らの歴史を封じ込め、より良い「ソ連人」となるよう努力をするしか生き
る術がなくなる。
 中央アジアでの生活の来歴を記憶の彼方へ押しやり、
 それを語る言葉をも奪われ、誰もが必死に働き生き抜いてきた。
 そして、ペレストロイカ以降は、
 また、新たに誕生した国家(ウズベキスタンなどの)と民族の歴史の記憶に
追いやられるように
 マイノリティの彼らは
 同じルーツを持たない民族として、異なる国の記憶を持つ民族として
 「寄る辺ない辺境の旅人」となってしまった。
 
 本書は、その「追放された高麗人」の、封印された記憶の道を辿り
 今は誰も知らない、彼らの生きてきた歴史を手繰り寄せ、
 彼らと供に自らの民族の記憶を勝取ろうと旅に出た、
 著者とカメラマン、そして、もうひとり
 ウズベキスタン生まれの、高麗人カメラマン、アン・ビクトルの
 旅の記録だ。

 「美しき天然」(天然の美)。
 ジンタともよばれ、サーカスの音楽として有名な
 あの哀愁あふれる、ゆらりゆらりとしたワルツ。
 この曲の存在が、著者を高麗人の住むカザフスタン、ボルシェビークへと呼
ぶ。
 高麗人たちは、自らの記憶、歴史を語る言葉を奪われていたが
 この「天然の美」という曲に、朝鮮語の歌詞をのせ
 大切に大切に百年間歌い続けてきたのだ。
 この事実に惹かれた著者たちは
 直にかれらの歌を聴き、
 彼らの、封印された歴史を語ってもらうために
 その地に向かう。
 遠い佐世保の女学校の歌として誕生した「天然の美」が
 いかにして朝鮮半島に渡り
 そして中央アジアの街で歌い継がれているか。
 日本の植民地化政策の影で
 歌が海を渡り、民族の証しのように大切に歌われている。
 ひとつの歌が、戦争や植民地という悲しい歴史の事実と供に
 たくさんの人たち、それぞれの思いを吸い込みながら
 現在まで生き続けている。
 自分達の歌だと思っていたひとつの曲が
 異なる地域で
 それぞれの根っこをもちながら歌われている。
 カザフスタン、ボルシェビークで
 ソウルで、ウラジオストックで。

 何重にも包まれた荷物の包み紙をひとつひとつ剥がしていくように
 彼らの記憶を掘り起こし、目の前に並べてみる時
 著者は「封印された記憶」のもつ故郷をどこにみるか。
 
 消滅しつつあるが、その精神性と伝統を保持しつつ暮らす高麗人の
 老人や若者、こどもら、何世代もの淡々とした日常を記録し
 世界へ自分たちの存在を伝えようよ写真を撮るアン・ビクトル。
 本書には、その美しい写真を収めている。
 姜の旅のパートナーのひとりでもあった彼は
「自信の民族とその複雑な運命に対して愛と尊敬を吐露すること」を
 仕事の眼目としているという。
 彼の、被写体の持つ時間が流れているような
 不思議な魅力をもつ写真は
 写る人々の故郷をどこにみているのか。

 「俺たちに帰るべき『故郷』なんて実はない。
  『祖国』?そんなものいったいどこにある?」とアン・ビクトル。
 「中央アジアのことは、もう忘れたよ。
  今はここが私たちの生きる場所なんだから。後略」という
 1989年に中央アジアからパルチザンスクに移ってきた高麗人の老人。

 故郷は未来にあり、「希望」という名の未来にある、
 と姜は結んでいる。
 たぶん、国境などない、
 彼ら自身の生活の場、よりよい生活を目指す未来の時間にこそ
 「故郷」という帰る場所が存在すると。
 明日への希望を胸に生きている民族、人々がここに確かに存在する、と
 伝えていきたいと。

 「希望」について
 もう一度私は考えねばならない、と思った。
 希望をもつという、強さについて。
 自身の足下を
 記憶や歴史について
 もう一度考えたくなる一冊だった。
  
『追憶の高麗人−「天然の美」と百年の記憶』
姜 信子文
アン・ビクトル写真

四六判・281頁・本体2000円
石風社刊・2002・5発行
ISBN4-88344-084-2
<畠中理恵子 書肆アクセス店長 神保町の看板奥さま 著書『神保町「書肆
アクセス」半畳日記』(無明舎出版; 1600円)も好評発売中です>
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■ストイコビッチが日本を第二の故郷と言ったわけ/朝日山
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「戦争広告代理店」高木徹 講談社

ストイコビッチが名古屋グランバスを辞めるとき、日本を第二の故郷だと言っ
た。理由は、日本人だけが自分をセルビア人だと言って差別しなかったことに
ある。むかしからヨーロッパの火薬庫と称されたバルカン半島は、歴史的に複
雑な経過をたどっている。90年代のユーゴ紛争も簡単に善悪を決めつけること
はできないくらいのことを日本人は知っている。しかし世界的には一方的にセ
ルビア人が悪いとされた。どれくらい悪く言われていたかは日本人には想像し
にくいが、少なくともストイコビッチには大きな違いがあるように見えたのは
確実だ。

セルビア人だけがなぜ悪者扱いされたのか。それはアメリカのPR会社の宣伝工
作の成果だった。この本は、ボスニア・ヘルヅェゴビナ政府の要請を受け、セ
ルビア共和国に対するネガティブキャンペーンを仕掛けたPR会社の宣伝工作の
実態を描いたノンフィクションだ。

時は1992年4月9日、ボスニア・ヘルヅェゴビナ共和国初代外務大臣シライジ
ッチは、一人J・F・ケネディ空港に下り立った。随行員をつける余裕すらない
国の外務大臣がアメリカに来た目的は、軍事力で大きな差をつけられているセ
ルビア共和国がやがて仕掛けてくるであろう戦争に国際世論の力でもって対抗
するためであった。しかもシライジッチがニューヨークに来た日にはもう戦闘
は始まっていた。

シライジッチは国連に行き、我が国を救ってくれと訴えたが、誰も助けてはく
れなかった。時間がない。シライジッチは今度はワシントンに赴き、同じこと
を訴えた。彼の姿に心動かされたベーカー国務長官は、シライジッチにアドバ
イスした。

「欧米の世論を味方につけなさい」

世論の後押しがなければ、たとえベーカーでもアメリカ大統領でもあなたの味
方はできないのだ……。そうは言われても元学者のシライジッチには何をして
いいのかわからない。シライジッチの知り合いの人権活動家フィリップスは、
ひとつ知恵を授けた。PR会社に行きなさいと……

シライジッチの依頼を受けたのは、ルーダー・フィン社のジム・ハーフ。PRの
プロフェッショナルだ。しかもつい先ほどクロアチア政府の仕事を終えたばか
り。バルカン半島の事情に通じた、考えうる最高の人材がシライジッチについ
てくれるようになった。

ジム・ハーフは、シライジッチをスターに仕立てた。もともとシライジッチが
ハンサムでメディアで採り上げられやすい短い言い回し(サウンドバイト)が
得意だったことが追い風となっている。しかしそれ以上にシライジッチ(そし
て彼の民族、すなわちモスレム)を悲劇のスターとして演出し、なおかつメデ
ィアやアメリカ政府などがボスニア紛争に(しかもボスニア政府よりの)関心
を持ってもらえるように多種多様の、きめ細かい手を打っていく。しかも、ハ
ーフは、この仕事をPR業界に公開し、1993年全米PR業界の賞を捕ったとい
う……いい意味でも悪い意味でも、アメリカってすごい国だね(^_^;)

「民族浄化」、「強制収容所」といったキーワードの開発普及、J・F・ケネ
ディ空港に下り立ってから多分怖くて一度もボスニアに帰ったことがないのみ
ならず、女癖も悪いシライジッチを悲劇の英雄に仕立てる手腕に読者は舌を巻
くだろう。こんなやつらにかかったら、おれたちゃホントに操作されるぞ。

オイオイ、日本人はもっと賢いからストイコビッチを差別しなかったんじゃな
いのか?とツッコミを入れたくなる諸兄、残念ながらそうじゃないんです。
ハーフは、日本人や日本政府をPRの対象に入れていないのです。要するに国際
政治の世界で日本なんてたいした存在感がないから、日本人は情報操作されな
かっただけなのです。

しかし、世界にはこんな情報操作を受け付けない連中も当然います。当時の国
連事務総長ガリや明石さんもそうだが、対抗馬のメインプレイヤーはセルビア
系アメリカ人の多国籍企業経営者でありながら、セルビア政府の外務大臣と
なったバニッチ。彼は、ハーフたちの行く手に正面から立ちふさがります。情
報操作する者と操作されない者の攻防は、震度6以上の地震にでも遭遇しなけ
れば早くページめくりたい衝動に抗うことは難しい迫力がある。

クライマックスは、セルビア共和国が国連から議席を失おうとする時、パニッ
チが国連常任理事国全部を相手に戦いを挑むところだ。しかし、その後にまた
読者は驚きを見せつけられる。この内容は、にわかに信じられないが、事実は
小説より奇なりそのものなんだろうな……

本の帯には「銃弾より『キャッチコピー』を」「ミサイルより『衝撃の映像を
』」とある。ウルトラマンコスモスの主人公は、たぶん同じような手法で嵌め
られたのだろう。PRによって事実がねじ曲げられるのは、今我々の周りにも現
実におこっていることだ。だからこそ、読む価値がある。
http://www.kodansha.co.jp/
(朝日山 烏書房付属小判鮫 37歳 好きなジャンル 何だろ?)
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■読者の方からの投稿です/青木忠司(ライター)
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「セロニアス・モンクの伝記的研究書、刊行される」

 最近のミュージック・シーンにおける、ジャズの状況は、どうなっているの
だろう?
  ひと昔前のように、ジャズ喫茶が隆盛の頃は、ジャズは確かににひとつの風
俗として認知されていたが、今では、ジャズは、一部の若い邦人ミュージシャ
ン、たとえば、ある男性ヴォーカリストが、若い人々のあいだでもてはやされ
ているといった現象が目立つぐらいで、ジャズは、最近なにやら元気がないよ
うだ。
 さて、そのような状況のなか、待望久しかった、セロニアス・モンクの伝記
的研究書が刊行された。タイトルは「セロニアス・モンク生涯と作品」(T・
フィッタリング著、 後藤誠訳、けいそう書房刊行、定価3800円+税)
    本書は、セロニアス・モンクの、幼少期の知られざる逸話から、1940年代、
ディジー・ガレスピー、そしてモダンジャズの最大のイノベイターであるチャ
ーリー・パーカー等と繰り広げた「ビ・バップ」時代の詳細なエピソードを追
い、また、後年のブルーノート、プレスティッジ、リバーサイド、そしてコロ
ンビア・レーベル時代に至る、なぞに満ちたモンクの生涯を描いた第1部。
 そして、誰にも模倣をゆるさない、唯一無比のモンクス・ワールドを音楽的
な視点で解析、モダンジャズの名曲「ラウンド・ミッドナイト」などの傑出し
た作曲者としてのモンクを浮き彫りにした第2部。
 そして、最後に、ジャズファン必携の、モンクのアルバムのジャケット写真
を掲載した作品解説を収録し、さらに邦訳版のみの改訂としてオリジナルの最
新CD再発情報を網羅した第3部で構成されている。
 奇しくも今年2002年は、セロニアス・モンクの没後20年にもあたり、本書は、
まさに時宜を得た、モンクの伝記的研究書の決定版といえるだろう。
http://www.keisoshobo.co.jp/
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■あとがき
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>国会議員が入試の口利きしたとかで、問題になってますねー
>はあはあ
>しかし、こういう問題、なぜ不正に合格させてくれとかせがんだ人物が責め
られないのか、不思議でたまらないんですが…
>ああ、国会議員さまに頼めば、他のちゃんと受験で受かった人を尻目に不正
に入学で来ちゃうと皮算用働かせた人は、ちょっと恥ずかしい大人の代表って
感じですもんね……。
>そうそう、国会議員のレベルの低さは、結局選挙民の卑しさを反映でしかな
いんじゃないのかなーと思っちゃうんですけど。もし、卑しいのが改善できな
いようだったら、いっそ「口利き省」というものを設置して、そこで公開一括
処理してはいかがなものかと。
>なんですか、それは(笑)
>いや、個々人の社会貢献度とかボランティア参加度とかを登録。得点制にし
て、ある点数までいくと、「入学」「就職」「交通違反揉み消し」のいずれか
の希望を適えてくれるという(笑)。議員個人への支援よりよほど健全でしょ。
>しかし、それって自分の点数を改竄してあげろっていう口利きが出るのでは
(笑)。結局、卑しい気持ちがある限りズルは滅びずでしょうね、シクシク
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